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TOP Ainprose内因性生体微粒子とは グルタチオン点滴療法とは 高濃度ビタミン点滴とは

医療法人ピース

抗酸化作用で錆びない体へ
メラニンの生成・沈着を抑制
2つの作用で美白に導きます

グルタチオンは

人間の体内に広く分布する

アミノ酸化合物で、

体のサビ取り(抗酸化)

アンチエイジング(老化防止)に

効果のある代表的な薬剤です。

医療法人ピース

抗酸化作用で錆びない体へ
「メラニンの生成・沈着」を抑制
2つの作用で美白に導きます。

グルタチオンは人間の体内に広く分布するアミノ酸化合物で、体のサビ取り(抗酸化)アンチエイジング(老化防止)に効果のある代表的な薬剤です。

グルタチオンは、グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸が結合したペプチド(トリペプチド)です。食品ではレバーや肉類、パン酵母などに多く含まれます。
また、ヒトのほとんどの細胞にも含まれており、特に肝臓に多く含まれ、解毒作用の中心となっています。生体内の抗酸化機構にも欠かせない物質であり、同じく生体内の抗酸化物質であるビタミンCやビタミンEを還元し、抗酸化力を蘇らせる働きもあります。
グルタチオンは、国内においては医薬品として薬物中毒や妊娠悪阻などの治療に使われています。また世界的に、パーキンソン病等の脳内酸化ストレス過多状態に対し、臨床適用拡大に向けた応用研究も進んでいます。一方、米国や一部アジア諸国などでは、抗酸化作用を訴求したサプリメントとして広く用いられています。

グルタチオンとは?

グルタチオンの発見は古く、1888年にフランス人によって発見され、その後1921年に生化学者ホプキンス博士によって再発見され「グルタチオン」と名付けられました。
グルタチオンは、日本では40年以上前から保険薬とされ、妊娠悪阻、晩期妊娠中毒、慢性肝疾患、放射線による白血球減少、宿酔、口腔粘膜の炎症などに使用されている安全性の高い医薬品です。

グルタチオンは免疫細胞内の酸化還元(レドックス)調節に関わり、ナチュラルキラー細胞の活性やリンパ球増殖能を亢進させ、免疫機能を向上させることが分かっています。他にも肝機能低下の抑制、生体外異物の解毒、肌質改善、抗動脈硬化、認知機能改善などの各種知見がこれまでの研究で示されています。
グルタチオンの作用メカニズムとしては、フリーラジカルや活性酸素種により引き起こされる酸化ダメージの抑制や組織の酸化還元状態の調節、生体に取り込まれた異物の解毒作用が重要な役割だと考えられています。
グルタチオンは細胞内に高濃度で存在する抗酸化物質ですが、加齢や疾病、各種ストレスによって体が酸化に傾くと、体内のグルタチオン濃度が低下します。これまでにある種の疾病リスクが増えることと、体内グルタチオンが減ることに関連性があることが疫学研究で指摘されています。従って、体の中のグルタチオン濃度を適切にキープすることは健康維持において重要と期待されます。
※解毒作用について:体内に取り込まれた不安定な求電子性物質や薬物、身体に悪影響を与える生体外異物は、グルタチオンS-トランスフェラーゼの触媒により安定なグルタチオン抱合体に変換され、生体外へ排出されます。

グルタチオンの機能

グルタチオンの抗酸化作用
グルタチオンは強力な抗酸化作用で過酸化水素や過酸化脂質を無毒化して、身体のさびつきを防ぎ、シミなどの肌老化、病気や全身的な老化を防ぎます。脳卒中や心筋梗塞、不妊、血管の若返り、白内障、糖尿病の予防、低血糖症、関節炎、アレルギーにも有効です。
グルタチオン、ビタミンC、ビタミンE、アルファリポ酸などは抗酸化ネットワークと呼ばれ、とりわけ他の抗酸化物質を補完する力が強く、酸化して働きが著しく低下した抗酸化物質を再生して、抗酸化力をよみがえらせる働きがあります。
グルタチオン点滴をする際は、複数の抗酸化物質を一緒に摂るとより高い効果を発揮します。

グルタチオンの解毒作用
日常生活の中で知らないうちに体内に侵入してしまう微量の有害ミネラルは、肝臓や腎臓の働きを衰えさせ、頭痛や疲労、ストレスなどを引き起こします。グルタチオンは肝臓に運ばれてきた毒物を包み込んで尿中へ排泄させて解毒します。
肝臓は腎臓とともに解毒作用を司る大切な臓器ですが、この働きの中心となっているのがグルタチオンです。この解毒代謝を活発にするためにも、肝臓のグルタチオン濃度を下げないようにすることが大切です。

グルタチオンの美白作用
紫外線を受けると、皮膚は細胞を守るためにチロシナーゼという酵素を使ってメラノサイトを刺激してメラニン色素を作り出します。 メラニン色素の生成が排出よりも過剰になり、ターンオーバーのサイクルが乱れてメラニン色素の排出が滞ると、大量のメラニン色素が皮膚に留まり沈着してシミができてしまいます。
グルタチオンは、「メラニンを作らせない作用」と「メラニンを黒くしない作用」の2つの作用で美白に導きます。
グルタチオンは強力な抗酸化作用によって紫外線による活性酸素の発生を抑え、チロシナーゼを抑制してメラニン合成を阻害してメラニンの過剰生成によるシミの発生を抑えます。
さらに、メラニンの生成過程においてメラニン合成を阻害して、色の濃いユーメラニンを作らせないようにするとともに、色の薄いフェオメラニンに変化させて美白肌へと導いてくれます。
グルタチオンはお肌の細胞内にも元々あってシミや色素沈着を抑制しています。 しかし、年齢や紫外線の影響によって減少しやすく、グルタチオンが減少するとシミが肌に残り続けてしまうことに。点滴で直接グルタチオンを補うことでシミの定着を防いで、肌の美白だけでなく、美白が難しい耳や頭皮、白目などにも美白効果を発揮すると考えられています。

グルタチオンとパーキンソン病
パーキンソン病は脳の神経伝達物質ドーパミンが減少する進行性の病気です。典型的な症状として手足の振戦、硬直、動作緩慢や姿勢の異常が見られます。パーキンソン病の治療はドーパミンを補うL-dopaという薬を用いるのが標準ですが、L-dopaの効果は一時的で、L-dopaにより活性酸素の産生が増加し病気の進行を早めるという警告もなされています。
そこで今、パーキンソン病の画期的な治療として注目されているのが「グルタチオン点滴療法」です。通常の治療薬が効かないパーキンソン病に対しての臨床試験も行われており、症例によっては非常に効果が認められています。アメリカではパーキンソン病の機能改善と病状進行の遅延を目的とする「グルタチオン点滴療法」が多くの施設で行われています。
抗酸化物質の中でも最も強力なグルタチオンは、脳内で絶えず発生する活性酸素を消去して、活性酸素から脳神経細胞を守る極めて大切な役割を担っています。
ところが、パーキンソン病患者の脳内ではグルタチオンが著明に減少していることが明らかになりました。イタリアのSassari大学のチームが欠乏したグルタチオンに着目してパーキンソン病患者にグルタチオンを点滴投与したところ、症状の明らかな改善が認められました。アメリカではDr.Perlmuterがこの治療法を積極的に行い、非常に有効な治療であると報告しています。そして、現在では南フロリダ大学において臨床研究が進行中です。

このように優れた抗酸化物質である「グルタチオン」を点滴注入することで、様々な肌の悩みの解消や身体の機能回復が期待できます。
副作用やダウンタイム(回復までに要する時間)はほとんどありませんが、デメリットはあります。点滴を検討する際には、どんなデメリットがあるのか知っておかなくてはいけません。

●副作用が出る場合があります
グルタチオンは一般的に広く使用される成分であり、副作用はほとんどありません。それでも副作用が出る可能性は考えられます。
起こりうる副作用としては、発疹、発熱、掻痒感、軽い吐き気、食欲不振、頭痛などが挙げられます。ごく稀にアナフィラキシー様症状が出現する場合もあり得ます。
他の成分(ビタミンC等)を併用して投与する場合は、それらの副作用も併せて把握する必要があります。

●1度だけでは十分な効果が得られません
この点滴は、継続することで美白効果が得られるものです。美白効果を実感するには、数回以上の施術が必要になります。また、施術後のターンオーバーを経て効果を実感できるため、はじめのうちは効果が実感でない場合があります。
一般的に1~2週間に1回の頻度で、5~10回以上継続して点滴を受けることを推奨しています。疲労回復やデトックスについては1回で効果を実感できる方もいます。

●お金も時間もかかります
上記のように継続できなければ十分な効果は得られませんが、自由診療となるため公的医療保険は使えず、多額の費用がかかります。金銭的に続くのか、きちんと検討してから治療を始めましょう。また、当クリニックが無理なく通える立地であるかどうかも重要なポイントです。

当院のグルタチオン点滴には、保存料を含まない安全なグルタチオンを使用しています。保険適用ではありませんが、美肌や美白の美容施術の中では比較的リーズナブルであり、多くの人に受けていただきやすい施術であるといえます。ぜひご相談ください。